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せめて、今夜だけ…
第22章 核心
「でも魚月の奴、俺との結婚が決まったのに水商売なんかしてたんですよ。さすがに大企業の社長婦人が水商売とか…、有り得ないでしょ?」
あぁ、知ってるよ。
お前が魚月に水商売をやめてくれと怒ってる現場に居合わせた事だってあるんだからな。
でも、魚月はプライドを持って働いていた。
私利私欲の為じゃなく、両親を救いたがっていた。
「水商売はやめたくないとか言って…、生意気なんですよね、金で買われた女の癖に」
金で買われた女?
…ダメだ。
足が震える。
怒りで足が震えて、翔太の顔すらまともに見られない。
翔太の口を…、ぶん殴って壊してしまいたい。
まるで魚月を金で買ったみたいに…。
魚月は好きで買われたんじゃねぇ。
「それをいきなり婚約破棄って。まぁ、金で買っただけの女なんで未練はありませんけどね」
こんな奴に…
「魚月も、俺に何人も女がいるのは知ってたくせに今更婚約破棄なんてバカですよ。また一から結婚相手を探すのもマジで面倒――――――」
こんな奴に、魚月は……っ!
――――――バシャッ!!
あぁ、知ってるよ。
お前が魚月に水商売をやめてくれと怒ってる現場に居合わせた事だってあるんだからな。
でも、魚月はプライドを持って働いていた。
私利私欲の為じゃなく、両親を救いたがっていた。
「水商売はやめたくないとか言って…、生意気なんですよね、金で買われた女の癖に」
金で買われた女?
…ダメだ。
足が震える。
怒りで足が震えて、翔太の顔すらまともに見られない。
翔太の口を…、ぶん殴って壊してしまいたい。
まるで魚月を金で買ったみたいに…。
魚月は好きで買われたんじゃねぇ。
「それをいきなり婚約破棄って。まぁ、金で買っただけの女なんで未練はありませんけどね」
こんな奴に…
「魚月も、俺に何人も女がいるのは知ってたくせに今更婚約破棄なんてバカですよ。また一から結婚相手を探すのもマジで面倒――――――」
こんな奴に、魚月は……っ!
――――――バシャッ!!