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第27章 海底、奥深く…

「あぁ…っ」
「お前の体は覚えてるよな？散々俺に抱かれたんだから」

もどかしい感覚が体の中にたまっていき、それはまるでマグマのように爆発寸前。
魚月の体は俺の舌や唇が触れるだけで大袈裟な反応に変わってきた。

「嫌…っ、ああっ！」

その嫌はこれ以上焦らされたくないのか？
それとも、俺に触れられるのが嫌なのか？
まぁ、もうどっちでもいい。
魚月の体は素直に俺の愛撫に反応してるんだから。

「触れて欲しくてしょうがないって反応だな…」
「ち、違…っ、あんっ！あ…」
「何が違うんだ？そんな声出して、こんなに濡らして…」

口では強がっても体の反応は正直だ。
そこは充分に潤ってるし、体も段々火照って汗ばんで来てる。
ここで嫌だと言われても笑えてしまう。

「ほら。素直にねだってみろ？もっと気持ち良くしてやるよ」
「あぁん…っ！あ、や、やだ…っ、誰が、そん、な…っ！ああっ」

相変わらず強情だな。
でも、腕は縛ってるしろくな抵抗も出来ない。
口で抵抗するしかないのに、俺を怒らせてもいいことなんかないのに。

「じゃあ、このまま悶え死ぬか？」
「あんっ！だ、だめぇ…っ！あぁぁ…」

魚月が強情なのは知ってるし、そう簡単に口を割らないのも知ってる。
だからこそ、俺も楽しみがいがあるというものだがな。