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せめて、今夜だけ…
第5章 恋心
魚月の奴、用事で帰ったとか言ってたけど、弟が遊びに来てるとか言ってたし、弟の為に早く帰ったのかも知れねぇな。
何にしても、兄弟がいるっていうのは羨ましい。
そう言えば、魚月の年齢も弟の年齢も聞きそびれてしまった。
まぁ、また今度聞けばいいか。
空は曇っていても夜風が気持ちいい。
酔いも少しずつだが覚めていく。
しかし、このまま自宅まで歩くには遠すぎる。
かと言って電車やバスもそろそろ無くなる時間だ。
手間かも知れないが、ここまでタクシーを呼ぶか…。
そんな事を考えていると
――――――――ポツッ…。
俺の額に冷たい水滴が落ちて来た。
「冷て…」
と、感じる間もなく…
――――――ポツッ、ポツ,ポツ…
空からはポツポツと雨が降りだした。
「うわ…、最悪だ…」
急に降りだした雨。
確かに、今にも降りだしそうな空模様ではあったが、何も今降らなくても…。
公園で酔いを覚まそうとした矢先に降りだした雨。
急いで帰ろうにも、まだ酔いが残る頭と体ではすぐには動けない。
「本当、ツイてねー…」
とりあえず、屋根のあるベンチに移動した方がいいな。
幸い、まだ本降りってわけでもなさそうだし。
もうちょっと酔いが覚めたらタクシーでも呼ぶか…。
何にしても、兄弟がいるっていうのは羨ましい。
そう言えば、魚月の年齢も弟の年齢も聞きそびれてしまった。
まぁ、また今度聞けばいいか。
空は曇っていても夜風が気持ちいい。
酔いも少しずつだが覚めていく。
しかし、このまま自宅まで歩くには遠すぎる。
かと言って電車やバスもそろそろ無くなる時間だ。
手間かも知れないが、ここまでタクシーを呼ぶか…。
そんな事を考えていると
――――――――ポツッ…。
俺の額に冷たい水滴が落ちて来た。
「冷て…」
と、感じる間もなく…
――――――ポツッ、ポツ,ポツ…
空からはポツポツと雨が降りだした。
「うわ…、最悪だ…」
急に降りだした雨。
確かに、今にも降りだしそうな空模様ではあったが、何も今降らなくても…。
公園で酔いを覚まそうとした矢先に降りだした雨。
急いで帰ろうにも、まだ酔いが残る頭と体ではすぐには動けない。
「本当、ツイてねー…」
とりあえず、屋根のあるベンチに移動した方がいいな。
幸い、まだ本降りってわけでもなさそうだし。
もうちょっと酔いが覚めたらタクシーでも呼ぶか…。