この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
せめて、今夜だけ…
第5章 恋心
雨も強くなって来たし体も冷えてきたし、こんな現場からは早く立ち去りたかったが、変な好奇心からかこの場から動けなくなってしまった。

恋人の喧嘩に聞き耳を立てるなんて、我ながら悪趣味だと思うよ。



「別に…、市原さんにご迷惑をおかけしてるつもりは…」



今にも消え入りそうな女の声。
しかし、男の方は容赦なく女を攻め立てている。




「僕に直接的な迷惑はかけてなくても、僕の家の名に迷惑がかかるだろう」





あー、何かいろいろと複雑な事情がありそうな内容だな。




「とにかく、あんな仕事はすぐにでも辞めてくれ。君には家庭に入って貰いたいんだ」
「あ、あんなって…」





うわぁ、今時珍しい亭主関白な彼氏だなぁ。
今の時代、女が働くなんて珍しい事でもないのに。
それとも彼女の方がよっぽど後ろめたい仕事をしてるのか?




「男に媚びてるような仕事だろ?」
「そんな事は…」






うわー、もしかして風俗関係の仕事か?
もしそうなら彼氏が嫌がるのもわかるな。




植木一つ挟んだ反対側で、こんな喧嘩を聞かれてるなんて夢にも思ってないだろうな。
しかもこんな雨の中で…。


/512ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ