この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
累(かさね)
第1章 累(かさね)

「かずみ。」
「おかーさん。」
「のりひこが通っている小学校から電話だったのね。」
「うん…」
「なんていうていたの?」
「のりひこ…きょうから今年度が終了する日まで登校を見合わせて下さいって…」
「それは、のりひこだけなの?」
「そうみたいよ…慶彦さんたち家族が暮らす予定であった家でレイプ殺人事件が発生したのよ…レイプされて殺されてしまった女の子は…となりのとなりのクラスの女の子だったみたいよ。」
「えーっ!!それほんとうのことなの!?」
「うん。」
「それじゃあ、どうするのよ!!のりひこはずっと学校に行けないと言うことなのかしら!!」
「だって…学校側がキンシンしていなさいと一方的にいうてきたのよ!!」
「困るわよ!!のりひこが学校に行くことができなくなったからずっと家にいるなんてことになったら家が困るのよ!!もうガマンできないわ!!すずねさん!!朝から寝坊している場合じゃないでしょ!!降りてきなさい!!すずねさん!!」
しげよは、強烈な声をあげてすずねに部屋から出てきなさいと言いましてイカクをしていました。
せっかく1からやり直して行こうと決心していた慶彦の一家は、今回の事案発生によって決心が大きく揺らいでしまったようでありました。
1月15日に発生した恐ろしい事件を境にして、慶彦の一家と義久夫婦の一家はよくないことばかりが続いて行くのでありました。
「おかーさん。」
「のりひこが通っている小学校から電話だったのね。」
「うん…」
「なんていうていたの?」
「のりひこ…きょうから今年度が終了する日まで登校を見合わせて下さいって…」
「それは、のりひこだけなの?」
「そうみたいよ…慶彦さんたち家族が暮らす予定であった家でレイプ殺人事件が発生したのよ…レイプされて殺されてしまった女の子は…となりのとなりのクラスの女の子だったみたいよ。」
「えーっ!!それほんとうのことなの!?」
「うん。」
「それじゃあ、どうするのよ!!のりひこはずっと学校に行けないと言うことなのかしら!!」
「だって…学校側がキンシンしていなさいと一方的にいうてきたのよ!!」
「困るわよ!!のりひこが学校に行くことができなくなったからずっと家にいるなんてことになったら家が困るのよ!!もうガマンできないわ!!すずねさん!!朝から寝坊している場合じゃないでしょ!!降りてきなさい!!すずねさん!!」
しげよは、強烈な声をあげてすずねに部屋から出てきなさいと言いましてイカクをしていました。
せっかく1からやり直して行こうと決心していた慶彦の一家は、今回の事案発生によって決心が大きく揺らいでしまったようでありました。
1月15日に発生した恐ろしい事件を境にして、慶彦の一家と義久夫婦の一家はよくないことばかりが続いて行くのでありました。

