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累(かさね)
第2章 不法侵入家族(よそもん)
「常吉!!こんな遅い時間までどこでなにをしていたのかしら!!郵便局の人が常吉のことを心配して電話をしてくださったのよ!!お前が大学にいた時にチンピラの男と女の人のことでトラブっていたことがあったからおばさんとおじさんが心配になっていたのよ!!わかっているのかしら!!…もういいわ…明日も仕事があるのでしょ…上がって着替えなさい!!着替えが終わったらカレー食べなさい!!カレー食べたらおばさんから大事なお話があります…」
「やかましい!!やかましいんだよいちいちいちいち…なにがおばさんから大事なお話がありますだ…ふざけるな!!」

常吉は、しげよに吐き棄てる言葉をぶつけたあとツバを吐いて『ふざけるなよ…あんたらのこと詛う(のろう)からな…』と言いまして上がって行きました。

常吉から強烈なバセイを浴びてしまったしげよは、グスングスンと泣きながらぶつだんの前に行きまして、亡くなった義久の両親の前で『もうダメ…家庭が毀れてしまう(こわれて)しまう…』と言いまして救いを求めていました。

近くの部屋にいましたまりえは、スヤスヤと眠っている穂花と愛瑠の寝顔をながめながらものすごくつらそうな表情で常吉とサイコンしたことを後悔していました。

うちは…

なんであななひねくれ者の常吉と結婚なんかしたのだろうか…

穂花と愛瑠におとーさんがいてへんのはかわいそうだから仕方なくサイコンしただけなのよ…

うちは、常吉にはなんの期待もしてへんから…

常吉が契約社員だろうが正社員だろうが…

お給料あげてほしいなんて思ってへんから…

うちは…

常吉には…

なーんの期待もしてへんから…

サイアクだわ…

こんなことになるのだったら…

結婚なんかしなきゃよかったみたい…
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