この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
郁美の真実 parallel story
第10章 〜背徳への萌芽〜
郁美と早紀が共同戦線を張ることにした、翌々日の土曜日、叔父と話し合うチャンスがやってきた。
幸い叔母や兄は外出中で、叔父はリビングでゴルフ中継を見ていた。
そこに郁美と早紀が神妙な面持ちで現れる。
ふたりに気づいた叔父は、ふたりの緊張した様子に若干違和感を感じたようだ。
早紀が声を発しようとしたのを制して叔父がふたりに話しかける。
「どうしたんだい?」
「あっ、あのね...パパにちょっとおねがいがあって...お話ししていい?」
郁美は勇気を出して切り出した早紀の腕にしがみついてうつむいている。
緊張したふたりの様子は叔父におおかた早紀がなんの話をしようとしているのかを悟らせてしまった。
幸い叔母や兄は外出中で、叔父はリビングでゴルフ中継を見ていた。
そこに郁美と早紀が神妙な面持ちで現れる。
ふたりに気づいた叔父は、ふたりの緊張した様子に若干違和感を感じたようだ。
早紀が声を発しようとしたのを制して叔父がふたりに話しかける。
「どうしたんだい?」
「あっ、あのね...パパにちょっとおねがいがあって...お話ししていい?」
郁美は勇気を出して切り出した早紀の腕にしがみついてうつむいている。
緊張したふたりの様子は叔父におおかた早紀がなんの話をしようとしているのかを悟らせてしまった。