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郁美の真実 parallel story
第14章 〜Uとの対面〜
「あれ?考えるんですか?意外な反応だな。どっちにしろ即答すると思ってましたよ。」

「....何かな、こんなシュチュエーションになるとは想定してなかったから、色々とオレの中で何かが変わってるんだ....まだ考えがまとめきれないけどな。」

「分かりましたよ。三日考えてみてください。」

「いい答えは期待しないでくれよ。」

「ところで、ひとつ疑問があるんだが、気に入らないって言ってた連中の中に、早紀が入ってたよな。」

「早紀は唯一、郁美を助けてやれる立場だったってのはそうなんだろうが、叔父から性的虐待を受けてた時分、12とか13歳だったんだ。責めるには酷じゃないのか?」

「うんうん。それは、このシュチュエーションにならないと分かってもらえないと思ってました。説明しますよ。」

「KAZUさんはもちろん早紀とは会ったことはないですよね?」

「ああ、郁美から話を聞いただけだよ。郁美から聞いた感じだと、今でも仲はいいし、嫌ってる感じはなかったがな~。」

「まあ、郁美はあんな感じなんで、全てをいいほうに解釈しますからね。イマイチ人の裏側というか、腹の中を敏感に感じ取るとか苦手ですから。」
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