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郁美の真実 parallel story
第15章 〜始動〜

Uとの対面から3日が経過し、再びUとの対話の日となった。
日時と場所は前回同様。
今回は約束の居酒屋に時間通りに行くと、すでにUが待っていた。
さっそく私から話を切り出す。
「あ、早いですね。生でいいですか?」
「ああ、生でいいよ。」
「考えてくれましたか?」
「ん〜....まず、君の説得をしないといけないが、どうだ?腹が立つだろうが、このまま郁美をそっとしておく気はないか?」
「君がオレと郁美の仲を知っていて、泳がせるようなことをしていたのは打ち明けなくていい。」
「残念だが、そうすればオレは今後、郁美には近づかないよ。」
「....KAZUさん、それは中身がちょっと違いますよ。私は2人を泳がせていただけじゃない。郁美に対して復讐めいた仕打ちをして楽しんでたんだ。」
「私がこんな人間だということを知らない郁美と、これから一緒にいることはできませんよ。」
「郁美の叔父や義彦にも社会的に死んでもらいます。」
「汚れついでだ。早紀にも少々泣いてもらいます。とにかく限られた条件の中でですが、私なりにやってみますよ。」
Uはため息をつきながら、やっと出てきた生ビールを一気に半分飲み、目を細めた。
日時と場所は前回同様。
今回は約束の居酒屋に時間通りに行くと、すでにUが待っていた。
さっそく私から話を切り出す。
「あ、早いですね。生でいいですか?」
「ああ、生でいいよ。」
「考えてくれましたか?」
「ん〜....まず、君の説得をしないといけないが、どうだ?腹が立つだろうが、このまま郁美をそっとしておく気はないか?」
「君がオレと郁美の仲を知っていて、泳がせるようなことをしていたのは打ち明けなくていい。」
「残念だが、そうすればオレは今後、郁美には近づかないよ。」
「....KAZUさん、それは中身がちょっと違いますよ。私は2人を泳がせていただけじゃない。郁美に対して復讐めいた仕打ちをして楽しんでたんだ。」
「私がこんな人間だということを知らない郁美と、これから一緒にいることはできませんよ。」
「郁美の叔父や義彦にも社会的に死んでもらいます。」
「汚れついでだ。早紀にも少々泣いてもらいます。とにかく限られた条件の中でですが、私なりにやってみますよ。」
Uはため息をつきながら、やっと出てきた生ビールを一気に半分飲み、目を細めた。

