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郁美の真実 parallel story
第22章 〜再教育〜

Uとのデートの最中、郁美を震撼させるメッセージを送ってきた人物は叔父の長男であり、早紀の兄である義彦であった。
そして今、郁美は、義彦の強引な命令に従い、Uとの不倫デートを強制終了させられ、義彦の車に乗せられている。
義彦が放つ言葉はそれほど多くないが、その少ない言葉で義彦の意向を理解する郁美。
これは、長年にわたって身体で理解させられてきた結果なのである。
かつて、郁美が幼少の頃、郁美と叔父との性的関係を知った義彦は、そのことを郁美の両親に告げることをチラつかせ、郁美を性的なおもちゃにすることに成功した。
郁美と義彦の関係は、叔父の海外赴任により解消されたかに見えた。
だが、叔父が再び帰国したのち、年に一、二度親戚が集う機会に続けられていたのだった。
郁美は、年に数回のことと諦め、その数時間に耐えて過ごしていた。
郁美が夫のすすめで年末年始に叔父方に行くことを免除されたとき、不安に感じたのはこのことに起因する。
郁美は義彦から、毎年年末年始の一度は必ず義彦と密会し、性的服従を義務付けられていたのだ。
そんな義務など、なんの権利があってと思うところであるが、これまで回数は頻繁ではなくとも、狂気じみた義彦の仕打ちを身体に刻まれた郁美にとって、義彦との取り決めは、最優先せざるを得ない義務となっていた。
そして今、郁美は、義彦の強引な命令に従い、Uとの不倫デートを強制終了させられ、義彦の車に乗せられている。
義彦が放つ言葉はそれほど多くないが、その少ない言葉で義彦の意向を理解する郁美。
これは、長年にわたって身体で理解させられてきた結果なのである。
かつて、郁美が幼少の頃、郁美と叔父との性的関係を知った義彦は、そのことを郁美の両親に告げることをチラつかせ、郁美を性的なおもちゃにすることに成功した。
郁美と義彦の関係は、叔父の海外赴任により解消されたかに見えた。
だが、叔父が再び帰国したのち、年に一、二度親戚が集う機会に続けられていたのだった。
郁美は、年に数回のことと諦め、その数時間に耐えて過ごしていた。
郁美が夫のすすめで年末年始に叔父方に行くことを免除されたとき、不安に感じたのはこのことに起因する。
郁美は義彦から、毎年年末年始の一度は必ず義彦と密会し、性的服従を義務付けられていたのだ。
そんな義務など、なんの権利があってと思うところであるが、これまで回数は頻繁ではなくとも、狂気じみた義彦の仕打ちを身体に刻まれた郁美にとって、義彦との取り決めは、最優先せざるを得ない義務となっていた。

