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郁美の真実 parallel story
第23章 〜覚醒のはじまり〜
義彦は、涙を流している郁美を抱きしめた後、郁美の両肩に手を添えた。

「さあ、郁美、立ってごらん」

郁美は腹部の疼きをこらえながらフラフラと立ち上がる。

義彦は少し郁美から離れると、じっくりと郁美の体を眺めた。

「郁美、ちょっと痩せたのかな?僕の好みはいつものふっくらとした郁美だ」

「ご飯はちゃんと食べないとダメだよ」

「....はい」

「よし、もっとちゃんと見せてもらおう」

「全部脱ぎなさい」

郁美は一瞬ビクッとした。

義彦に呼び出しを受けたとき、性的な行為を迫られることは覚悟していた。

数時間耐えれば日常に戻ることができる。

しかし、ひとつ大きな懸念があったのだ。

郁美は昨年、自分の身体の特徴に変化をつけてしまっていたことがあった。

Uとのプレイの中で陰毛を処理してしまっていたのだ。

この変化に義彦が反応しないわけがない。

どんな言い訳をしようとも、義彦が思うがままに難癖をつけられるに違いなかった。

そんな不安を感じながら、郁美は着ていた服を脱いでいく。

どんな抵抗も無駄だろうとはわかっていたが、郁美はパンティ一枚の姿になったとき、最後の一枚を脱げずにいた。

すると、やはり義彦からの指示が飛ぶ。

「....郁美ぃ....はやくするんだァ‼︎」

郁美は目をつぶりながらパンティを脱ぎ、最後の抵抗として両手で股間を抑えた。
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