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郁美の真実 parallel story
第29章 〜誤った判断〜

「KAZUさんと郁美の行動について詮索はしません」
「しばらくして何か不可解なことに気がつけば、そのときにでもKAZUさんと郁美がどうしてたのか検証するってので十分です」
「わかった」
「郁美はね....スイッチが入ったときは恐ろしいほどの能力を発揮しますけど、普段はホントに考えが幼くて不器用なんです....」
「それがいいところなんですけどね....あまりに危うい」
「郁美になにかを与えてくれる人が郁美に何かをどうこうするのはいいんだ....」
「しかし、郁美を利用したり、ただ搾取するだけのやつらは許せないんだ」
「だから最後までやりますよ」
「叔父や義彦は許さない」
「早紀だって....」
「よし、さらに本気出すか」
「頓挫してる叔父どもの抹殺作戦も進めないわけにもいかんしな」
「オレはもうちょっと郁美のことに集中する」
「君は早紀とのほうを進めてくれ」
「わかりました」
このとき、私が提案した「Uと郁美の行動を詮索しない」という取り決め。
これが大きな失敗へと繋がっていくのだった。
「しばらくして何か不可解なことに気がつけば、そのときにでもKAZUさんと郁美がどうしてたのか検証するってので十分です」
「わかった」
「郁美はね....スイッチが入ったときは恐ろしいほどの能力を発揮しますけど、普段はホントに考えが幼くて不器用なんです....」
「それがいいところなんですけどね....あまりに危うい」
「郁美になにかを与えてくれる人が郁美に何かをどうこうするのはいいんだ....」
「しかし、郁美を利用したり、ただ搾取するだけのやつらは許せないんだ」
「だから最後までやりますよ」
「叔父や義彦は許さない」
「早紀だって....」
「よし、さらに本気出すか」
「頓挫してる叔父どもの抹殺作戦も進めないわけにもいかんしな」
「オレはもうちょっと郁美のことに集中する」
「君は早紀とのほうを進めてくれ」
「わかりました」
このとき、私が提案した「Uと郁美の行動を詮索しない」という取り決め。
これが大きな失敗へと繋がっていくのだった。

