この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
郁美の真実 parallel story
第34章 殺すリスト再編
早紀が私に過去を打ち明けて以来、ますます早紀を制裁しようという気持ちが薄れていた。

それどころか、私は確かに早紀を愛してしまっている。

これまで、制裁を加えるべき人物は、先の父親、早紀の兄である義彦であったのだが、早紀の幼少期、父親を介して早紀を喰いものにした者も許すことはできない。

今となってはかなりのアッパークラスの人物だ。

当時、早紀の父親が勤める大手商社の専務だった人物。

今はその商社の代表取締役となっている人物だ。

私ごときの小物が牙をむくには、それ相応の手段が必要かもしれない。

刺し違えるぐらいの覚悟でいって、やっと傷を負わせられる程度か。

何か策があるはずだ。

諦めはしない。

だが、一方、早紀のことについては、何かモヤモヤした気持ちが続いていた。

早紀はまだ全てを打ち明けてくれてはいない。

郁美もまた、早紀の父親から性的虐待を受けていたことも知っている。

そして、私の中で、早紀が父親からの性的虐待を免れる為に、郁美を当てがったのではないかという疑念が残っている。

さらに、早紀から核心部分を聞き出す必要があるだろう。

それに、早紀から郁美の情報なんかが聞き出せると一石二鳥でもある。

私は、早紀とのお泊りデートを画策することにした。

私のこの安易な考えは、のちに波乱を呼ぶこととなってしまった。
/381ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ