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あらがわない夜を、あなたと
第6章 夜に落ちるための夜
「一服するけど、みなみはそのまま転がされとけ」

やがてライターの着火音が聞こえ、たばこのにおいが漂ってきた。

乳首もクリトリスも痛し、股の間はスースーするし、もう何が何だかわからなくなってきた…。
痛いよう…でも、楽しいな。
あ、格、本当にタバコ吸ってるし…。今日は放置プレイか。

みなみが格の行動をその音と香りで把握しているころ、当の格はというと、満足と恍惚をたたえながら、己が施して作り上げたものをまじまじと観察していた。

すべてを奪い取られた上で苦痛を与えられることに興奮するみなみとは対照的に、格は、すべてを奪い取って苦痛を与えることに興奮する男だ。
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