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変態奴隷……中村もも
第9章 私の未来
車の走る音……
英二様の煙草に火をつける音。
呼吸まで……敏感に聞こえてくる。
会話をしない空間はこんな
感じなんだ。何を話ししたらいいのかも
わからないし、私から声をかけて
いいのかもわからなかった……
『僕の知ってるももは、健介を
通して知っているだけなんだ。こんなふうに
感じて、こんなふうに喜んで
僕の知らないももが大きくなって、
最初はお互いをすり合わせないと
上手くいかないと思ってる。ももが、
健介に調教されていた間、僕は
SMをしている夫婦を訪ねたりして
いたんだ。本当に色々な人がいて、
ももにも、会わせたいと思ってね。
あの、コテージに、日替りで3組の
夫婦を呼んでるんだ。これから、
どうやっていくか、二人で最初は
考えよう。一度決めたら、ももの
意見はもう、聞かないと思う』