パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 施設と初恋

施設で、一番最初に声をかけてくれたのは
美緒ちゃんだった。
美緒ちゃんは同じ歳でしっかりタイプの
リーダータイプの女の子だった。


施設はみんなで一緒に寝たり、
色々と決まり事が多くて、
今まで大人としか接した事のない私は
同じ年代の人とどう接したら
いいのかわからなかった。
だから、私はなるべく一人でいた。
でも、美緒ちゃんは先生に言われて
いるんだろう……私の側に寄ってくる。

『ももちゃん、みんなで遊ぼうよ』

『私、ここで見てるから、なんか苦手だから』

美緒ちゃんの誘いは断っていたけど、
一人だけこの施設には気になる人がいた。

敬太くんと言う男の子だった。
敬太くんも同じ歳で、孤立してるタイプ。
背も高くて、大人っぽく感じた。