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変態奴隷……中村もも
第2章 施設と初恋
私はなんとなく敬太くんの、近くに
居たかった。施設には少し大きめな
庭があって、みんなボール遊びや
縄跳びなどをしていた。
ベンチが二つあって、
敬太くんはいつもそこで本を読んでいた。
私は隣のベンチでみんなの様子を
見ていた。
『みんなと遊べばいいのに……』
『なんか、苦手だから』
『遊ぶのが?』
『同じ歳ぐらいの人とか……』
『だから、ずっと一人でいるの?』
『うん。接し方がわかんないの』
『でも、俺の側にいつもいるよね?』
『あっ……そうだね』
『ももちゃんの噂って本当なの?』
『多分本当だよ。どんな噂か知らないけど』
『知らないおじさんに色々されたって』
『色々って?』
『キスとか……』
敬太くんは顔を真っ赤にしていた……