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舞い降りた天使
第14章 着信


「ねぇ、タクニイ」

「ん?」

「番号検索してみたら?」

「あー…なるほど。
最近の中二はいいこと言うな」

「中二中二言うなよな」

そんな会話をしながら
俺は着信番号をネット検索してみた

えーっと…
『エスクード』って名前の会社だな…

「あった?」

「あったあった。
会社の番号だ」

「どんな会社?」

「ん……と、なんか色々やってんな…
ウェブ関係だな…」

「タクニイの仕事と似てんじゃん」

「まぁそう…」

えっ……似てる仕事?

駿太の言葉を聞いた瞬間
俺の心臓がドクンと音を立てた

同業
プログラマー…

……もしかして…

真穂?

い、いや、まさか
そんなはずは無い

そもそも俺は嫌われたんだし
わざわざ会社の電話使って
電話なんてかけてくるか?

そう思いながらも
俺は急いでエスクードの代表者を確認した
もしかして
真穂の旦那の会社なんじゃないかと

「……はぁ…違うか…」

けど代表者の名前は
徳永ではなく杉山だった

「え?」


「あ、いや
もしかして知り合いかと思ったんだけど
違った。

さ、もう帰るか」


「え、もう?」


「もう遅いだろ。
中二は早く帰らねーとな」


「えーー」


もしかして真穂かも知れないと思うと
俺はなんだか落ち着かなくて
とにかく一人になって
頭を整理したくなったんだ


その電話は
ただの間違い電話かも知れないのに
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