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第18章 密室

side 真穂


「可愛い」

その言葉に不慣れな私は
巧くんがそう口にするたび
恥ずかしくて
でも
嬉しくて
どうすればいいのか分からなくなる

「真穂
子供がいる夫婦は
子供が寝てる時にセックスするの？」

「え？」

巧くんは
手に持っていたバスタオルを
お風呂の蓋の上に置き
着ていたＴシャツを脱いで
その上に置くと
私が着ているロングＴシャツをたくし上げた

「どこでするの？
風呂でしたりしてた？」

「あっ、ん…」

バンザイを促され
そのまま袖を抜かれると
巧くんは
ブラの上から私の乳首を指でなぞった

「教えてよ」

「しっ…してないから」

だめ…
悪戯な目をした巧くんに
弱い乳首をなぞられると
すぐにクラクラする

「風呂じゃないんだ」

「違うの…ちがっんっ」

やめて…もう止められなくなる

「何が違うの？」

「や、やっぱり
こんなことしていいのかな」

「さっちゃんは起きたりしないよ。
それにもう
こんなになってる」

「はっ…」

巧くんは
ブラを下にずらして
顔を出した乳首を直接指で弾いた

「声ダメだよ？」

「……」

声はダメ
そう言われて巧くんに頷いて見せると
巧くんはブラを外して
私の胸元に顔を埋めた

「どこで…してた？」

「し、してないの。
さっちゃん産まれてから一度も」

すると巧くんは
私をぎゅーっと抱きしめて
そして優しく舌先で乳首を舐め始めた

あぁ…気持ちよくて
溶けそう

だめ…もう
止められない

行き着くところまで
行ってしまおう

またいつ
大好きな貴方に
こうしてもらえるのか
分からないから

こんな場所で
こんな灯りの下で
恥ずかしいけど
貴方がそれでもいいのなら

愛しい貴方に



興奮して欲しい