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舞い降りた天使
第2章 パッションフラワー
「さて、どうします?」


俺は
買ってきたサンドイッチを弁当の横に置いて
徳永さんの顔を覗き込んだ

せっかく持ってきた弁当
無駄になるのも嫌なんだよな


「あ、お弁当はいいの。
残り物だし捨てちゃっても」


徳永さんは
そう言いながら
持ってきてしまった弁当を
隣の空いている椅子の上に置いて
弁当を俺の視界から外した


「もったいないじゃん」


「いいの…食べたくない」


そう言いながら
徳永さんは表情を少し曇らせた


「あれ?
なんか元気ないね」


「そんなことないよ」


「そっか。
じゃ、食べましょ。
時間なくなっちゃうし」


「あ、うん」


ほんとは元気ないくせに
そうやって元気なふりするとこ
俺の想像通り

それからその弁当は…

昨日せっかく作ったのに
旦那さんが食べてくれなかった
晩飯の残りってとこだろう

だから
食べたくない
見たくもない…か?

俺の予想だけど。


「ねぇ徳永さん」

「なに?」

「やっぱ俺思うんだけどさ」

「うん」

「ランチは外に出かけた方がよくないですか?」


「…え?」


ランチの誘いは
今日だけだと思ったのか
徳永さんは驚いた顔で俺に視線を合わせた

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