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舞い降りた天使
第2章 パッションフラワー
「あ、そうだ。
昨日、メール遅くなってすみませんでした」
「ううん、いいの。
あ、でも
栗原くんは遅くまで起きてるんだね。
メール、受信したの2時だった」
「あー普段はそんなことないんですけど
昨日はちょっと忙しくて。
あ、昼に電話かかってきてた
駿太と会ってて」
あ、そういうことか
友達と遊んでたら
私のことなんて…
忘れちゃうよね
「仲がいいのね」
「うん、まぁ仲はいいけど
ほっとけない大切なヤツで…
あっ!」
「え?」
「忘れないうちに」
「何?」
「徳永さん、寝入りいい方ですか?」
「ううん…なかなか眠れない方」
「やっぱり。
じゃ、これ」
栗原くんが
得意そうな顔で取り出したのは
ハーブティだった