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舞い降りた天使
第4章 過ち

徳永さんは人妻

そんなことはわかってるし
まず
妙な気持ちから
声をかけたわけでもない

けどなぜか
徳永さんと関わってると
距離を縮めたくなんだよな


「そうだ。
徳永さん
桜ちゃんの話
聞かせてよ」

「さっちゃんの話?」

「さっちゃんって呼んでるんだ。
俺もそう呼んでいい?」

「あ、うん、いいよ」

俺はそんなことを話しながら
徳永さんを二人がけのソファに座らせ
さりげなく
俺も徳永さんの隣に腰をかけた

俺のソファはコンパクトだから
さっきまでは
ちょっと遠慮してたんだけど

「さっちゃんってどんな子?」

「あ、えーっと…」

俺が隣に座ると
徳永さんは少し目を泳がせたけど
俺の質問に答えようと
話を続けた


「人見知りなの。
あんまり前に出るタイプじゃなくて…」


「そうなんだ。
人見知りっていいね」


「え?」


「徳永さん
さっちゃんの友達に謝ったことないでしょ」


「あー…うん。
どちらかっていうと
謝られることはあるかも」


「人見知りはさ
よーく人を見てるってことじゃん。
だから
すごくいいよ。
空気を察する。
みんなの行動を見て学ぶ力もある。
そういう子は大人のことも
よーく見てる」


「でも…」


誰かに何か言われたことがあるんだろう
徳永さんは
複雑な表情を浮かべた


「KYの方がいい?」

「そういう訳じゃ…」

「人見知りなとこ
短所だと思ってる?」


「……」


徳永さんは
ちょっと唇を噛んだあとで
苦笑いを浮かべた

唇を噛む癖があるのか
口紅は
あまり付いていなくて
ナチュラルな感じが
可愛いらしい


「短所だとしても
それは長所だよ。
短所は長所なんだ」


「……」


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