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最後の恋に花束を
第6章 大学一年の冬

彼の指の動きは激しさを増す。浮いた腰は震え、彼の指が動く度にグチュグチュといやらしい音が響く。
「 ンアッ… も… ダメェッ ァアアッ 」
快感が押し寄せ目の前が真っ白になった。その瞬間、身体の筋肉が一気に抜ける。彼の指の動きが止まり、私の浮いた腰がふにゃりとベッドに落ちた。
「 ハッ… ァッ… なに… 」
浮いていた腰がベッドに落ちると、ピチャリという水の音と共にお尻が濡れたのがわかった。息を切らしながらも、ゆっくりと瞼を開け彼を見る。
『 … 可奈、ヤバい 』
嬉しそうに私を見る彼。無意識なのか、ペロリと自分の唇を舐めた彼の姿にドキッとする。私の膣内へ入っていた指がズラリと抜けたかと思うと、愛液に塗れたその指を私に見せびらかした。
『 … 感じ過ぎ… ビショビショだよ 』
「 ん … えっ … やだ … ごめ … 」
愛液に塗れた彼の指を思わず自分の手で拭く。ティッシュを取ろうと上半身を少しだけ起こした時、ベッドの状態に気付いた。
「 えっ… 何これ … これ私がやったの… ?」
驚いた私は、彼とシーツを交互に見た。ベッドのシーツは一部分がびしょ濡れになっている。
『 … そ、全部 … 可奈の 』
「 や… やだ … こんなの初めてで… 」
その現象は、わかっていた。
けれど体験するのは初めてで。
恥ずかしくなった私は乾きもしないそのシーツをパタパタと手で仰いだ。
『 … 初めての 潮吹き? 』
ふっ、と小さく笑みをこぼしながら私を見る彼。彼の表情はどことなく嬉しそうで。焦る私と視線が交わると、彼は私に身体を寄せ私の髪を撫でた。
「 … んっ、ごめ … 」
恥ずかしさのあまり、伏せ目がちに視線を逸らす。すると彼は私の髪を撫でていない方の手で、私の頬にそっと触れた。
『 なんで謝んの … 可愛かったよ … 』
『 今度は … 可奈が シてくれる?』
私の顔を覗き込むように、優しく… 色っぽく囁く彼に下半身が再び疼く。私の心臓の高鳴りは止まらない。小さく頷くと、彼は優しく チュゥッ と唇を重ねた。

