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最後の恋に花束を
第6章 大学一年の冬

彼の首元へと抱きつく様に両腕をまわす。そして今度は私から唇を重ねた。啄ばむようなキスを幾度となく交わしながら、彼はベッドに身体を倒すと私は彼の身体に跨った。

こんな妖艶な行為をするのは初めてだったが、いつもの彼とは違う雰囲気に吸い込まれるように彼を見下ろしていた。

先程まで彼がしていたように、彼の頬へ… 首筋へ… 口付ける。彼は私の事を目で追いながら私の髪を撫でている。引き締まった彼の横腹をスウェット越しに撫で服をたくし上げると、白く綺麗な彼の肌が露わになる。その筋肉質な引き締まった横腹にチュッと口づけしながら、先程から膨れ上がっていた彼のズボンへと手を添えた。

「 … んわっ 」

ズボン越しからでもわかる程の彼の熱と硬さと大きさに、思わず声が漏れる。彼の表情を伺うと、少し目を細め唇を薄く開いていた。我慢しているようなその表情はとても色っぽくて、今までに見た事の無い彼の表情で私の興奮が掻き立てられる。


ズボン越しにその硬くそそり立った肉棒を撫でる。すると彼は、ハァッと小さく声を漏らした。その彼の反応に我慢出来なくなった私は " 脱がしていい? " と首を傾げ問うと、彼は小さく頷いた。

彼のズボンを脱がしてボクサーパンツを降ろすと、彼の肉棒が現れる。大きく太く…そして赤く熱を帯びた肉棒が。可愛らしい顔の彼には似つかわしくない程立派で。


その肉棒へと顔を寄せると、卑猥な男性らしい香りが鼻をついた。高鳴った心臓を抑えるように息を飲む。そして舌先で、その熱を帯びた肉棒の先端をチロリと舐めた。

チュッ … クチュッ といやらしい音を立てながら、その肉棒を味わうように舌を沿わせる。そして、口いっぱいに頬張ると舌を絡めるように吸い上げる。先端から少しずつ溢れる彼の甘酸っぱい液を飲み込みながら。

チラリと彼を見ると、視線が交わる。

そのまま、行為を続けると彼の表情が快楽で歪む。肉棒を咥えたままピストン運動を速めると、彼の大きな瞳の焦点が外れる瞬間が時おり見てとれた。

その彼の表情に私は優越感と興奮を覚えた。普段、彼に勝る事のない私が…今まさに彼の表情を歪めているんだと…ー

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