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Love to regain~心から笑う日
第10章 服従
あのHだけで判断をするのは早いのかもしれないけど・・・・。
なんかあの日・・・。
豊の本当の姿を見たような気がしたの。
お腹が痛いと言ってももう1回と言って私の上に乗ってきた・・・・。
そしてまた出血を起こして苦しかったにも関わらず・・・家の玄関までも送ってはくれなかった。
ラインがすぐ来るわけでもなく・・・・
気遣いの一つも感じなかったあの日。
男の子って・・・皆そうなの???
高校生の男の子って・・・皆・・・。
そんな感じ???
すると・・・。
「杏ーーーーッ!!!(笑)彼氏来てるよぉ~????」
・・・・・・。
教室の扉の方からクラスの女の子の声が聞こえた・・・。
・・・・・・。
ゆっくり振り返ると・・・。
そこには凄い怖い顔をした豊の姿。
私は一回その顔を見て・・・何をするわけもなく正面を向いた。
「なーーに??自分が悪いんじゃんね???何あの顔~ッ・・・」
麗華がそう言って私の肩を撫でると・・・。
バタバタっと凄い勢いの足音が聞こえて来て・・・その足音は私のすぐ横で止まり・・・・。
「ちょっとぉ~、杏は病み上がりなんだからさ~・・・ちょっと空気読んだら???」
麗華がそう言うと豊は私の机に手を付き、
私の顔を覗き込んできて・・・・。
「何で無視すんの?」
・・・・・・・。