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Love to regain~心から笑う日
第11章 岸本健二の本当
髪に触れた手が・・・
そのまま・・・撫でたいって・・・。
そう言ってる気がした。
俺は井ノ川の髪を・・・。
触れようとした手を引っ込め・・・。
「どうした・・・・???ここで何かされたのか?」
俺が言うと井ノ川は泣いたまま・・・・。
また俺の顔を見た。
・・・・・・・・////////////
大きな・・・。
くっきりした綺麗な二重に、長い睫毛・・・涙に濡れて目が潤んでて・・・。
俺は不覚にも・・・。
胸の奥に・・・痛みを感じた。
思わず手を伸ばし井ノ川の濡れた綺麗な目の下を右手の人差し指で撫でると・・・井ノ川はまたその大きな目から大粒の涙を流して・・・俺の指に落ちた。
「岸本く・・・」
・・・・・///////////
ダメだ・・・。
ダメなのに・・・。
指でその涙を拭いて・・また親指で撫で・・・。
井ノ川の耳から頭に手を当て・・・自分の方に・・・・。
「健二~?!何してんだってッ!!!!開けるぞぉ?!」
ッッッ????///////////
俺は慌てて手を離し・・・。
「いやっ!!先に戻ってて!!ちょっとしょんべん漏らしたッ!!!」
って・・・。
意味不明なことを言って・・・・。
大輝と雅を追いやった・・・。