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第14章 友達

杏side


・・・・・・・。


ドアが開き、中に入ってきたのは・・・・。


岸本君。


岸本君は病室内をキョロキョロと見渡して・・・・。


「個室なんだ・・・・。」


って・・・。


そう、・・・。


病院の人が、私は高校生だし・・・。


流産をしてしまったから・・・。


妊婦さんとは一緒の部屋じゃない方が良いかもと言ってくれて、お母さんが個室にしてもらうよう言ってくれた。


岸本君は可愛いポインセチアのバスケットを見せて来て・・・。


「岸本サンタ(笑)(笑)～ッて、キモい？？？？」


(笑)(笑)


「嬉しい・・・(笑)・・・・ありがとう・・・。」


岸本君・・・・って・・・。


なんか・・・。


やっぱり優しいよね？？？



ポインセチアをベットの横に置くと・・・・。


「・・・・お腹、・・・痛い？？・・・・」


そう言って私の横に腰掛けた。


・・・・・・。


「今はもう・・・大丈夫・・・・。」


私がそう言うと・・・岸本君はニッコリ笑って・・・・。


布団の上にある私の手を握って・・・・。


「・・・・もう～・・・・アイツとは別れろ・・・・。」


・・・・・・・//////////