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第18章 悲しみの向こう側

杏side


豊君の目が・・・・。


怖い。


今まで以上に・・・怖い目。



私はバックの中にある携帯を取り出そうとしたけど手が震えてうまく取れない。



豊君の方を見ると、豊君はゆっくり私に近づいてきて・・・・・。



「健二に・・・・。」


・・・・・・・。


「健二に(笑)・・・・お前の変態画像送ってやる・・・。」


ッッッ？！



「止めてッ！！・・・・もう付き合ってた頃の写真は消したはずでしょッ？！」



バックを抱えてそう言うと・・・・・。



豊君は声を上げて笑いだし・・・携帯を出して・・・・。



「・・・・今夜の21時までに・・・・100万用意して俺に写メ送れよ・・・・(笑)」



え・・・・・。



「それが出来たら送るのは止めてやる、21時までだからまだ時間あるし何とかできるだろ？？？？」



100万ッ・・・・。



そんなお金ッ・・・。



無理に決まってるじゃない・・・・。