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Love to regain~心から笑う日
第21章 再会を果たした俺
タクシーを降り駅前の商店街を歩き・・・言われた住所を探した。
「なぁ~・・・剣崎会に言い返す事が出来る奴って怖いんじゃん????」
久志はそう言って俺の腕を掴んだ。
確かに・・・日本でも指折りの有名な指定暴力団剣崎会の次男・・・剣崎さんにそんな事を言えるって・・・結構ヤバい奴かも。
でも~・・・。
「他の彫師なんてもう70近い爺さんだろ???(笑)出来んのかよって思うし、うちの専属に近い形でやってたって言うなら腕も良い訳だろ???金も安いし、井上さんが金出してくれたんだし少し上乗せして言えばやるだろ???」
1時間2万とか???言えば食い付くだろ???
普通の仕事してるって言っても大して稼ぎは良くない筈。
1カ月2.30万の給料だったら~・・・。
こんな棚からぼたもち的な仕事食い付くに決まってる。
俺等は小さな路地に入った所にあったマンションの前に立ち・・・・。
中を覗いた。
「いきなり来ちゃって、・・・・居るのかな???」
久志がそう言うと・・・・。
俺はニッコリ笑って・・・・。
「今日は休みだって聞いてる(笑)・・・井上さんが予め連絡して予定を聞いてくれてる・・・。」