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Love to regain~心から笑う日
第21章 再会を果たした俺
井上さんは未だにたまに飲んだりしているようだった。
墨入れの話はせず予定を聞きだしてくれていたんだ。
俺はマンション入り口のインターホンでその男の部屋のナンバーを入力し・・・呼び出しを押した。
・・・・・・・・。
『はい・・・・』
寝起きっぽい声。
俺は屈んでマイクに口を近づけ・・・・。
「井上さんの紹介で伺いました・・・今大丈夫ですか?」
そう言うと・・・・。
暫しの沈黙・・・・。
俺の横に居た久志は俺の腕を掴み・・・・。
「なぁ、・・・怒ってんじゃんッ???・・・・出直そうぜ????」
(笑)(笑)
訪ねてきただけだぜ???
そんなんで怒るかよッ・・・・。
すると・・・・。
『何の用かは知らねーけど・・・・・』
・・・・・・・。
『俺は紹介された覚えはない、帰れ・・・・・』
スッゲー・・・・。
低い声で・・・。
そう言われ直ぐに音声は切れた。