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Love to regain~心から笑う日
第22章 手を差し伸べる時・・・・
健二side
一回やらせて。
高校時代は・・・・・。
何でお前に手を出さなかったと思う???
・・・・・・・。
井ノ川は俺の目をジッと見つめ・・・。
「良いよッて・・・・言ってもしないくせに・・・・。」
・・・・・・////////////
俺は黙って井ノ川から離れ、会社の方に歩いていった。
井ノ川に、手を出さなかったのは・・・・・。
手を出せなかったからなんだ。
井ノ川に・・・キスしかできなかった。
出せなかった。
だから・・・今もきっと出せない。
井ノ川には一生手を出せない俺。
あれからもう・・・最後に井ノ川の顔を見てからもう・・・9年???・・・8年???
こんなに月日が経ってるのに、手を出せないし何も出来ない俺は・・・。
何も変わっていないんだ。