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Love to regain~心から笑う日
第22章 手を差し伸べる時・・・・
健二side
仕事が終わったのは夜の0時を回る直前・・・・。
「はぁああああ~・・・・マジ疲れた~・・・・」
デスクに顔を付け目の前でピカピカなる携帯を手に取ると・・・・。
「健二これから飯行く~????(笑)マンション近くの飲み屋まだやってるよ???」
チーフ席に居る拓海が笑って言った。
飯~?????
・・・・・。
ん~・・・・あ~・・・・・。
返事もせず携帯を見ると・・・大輝からのライン。
アイツマジでしつこいな(笑)
また井ノ川ネタ????
ラインを開くと・・・。
『豊が仲間連れて井ノ川の店に入って行った』
・・・・・・・。
はっ?!
『多分剣崎の奴等』
・・・・・・ッ?!
思わず勢いよく立ち上がると・・・・。
「健二飯どーする????(笑)」
・・・・・・。
拓海がそう言って笑った。
・・・・・・。
もし・・・本当に井ノ川ともう・・・関わりたくないなら・・・・。
このまま拓海と飯に行くべきだ。
ギュッと携帯を握りしめ・・・・ゴクっとつばを飲み込んだ・・・・。
でももし・・・。
井ノ川とまた・・・。
話したいなら・・・・。