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Love to regain~心から笑う日
第24章 闇の力が動くとき
調理場の入り口で腹を庇って座り込むボーイの方を見て・・・・。
「お前が逃がした女の名前を言えよ・・・・」
そう言いながら名刺に血を付けた。
ボーイは俺の顔をチラッと見て・・・・。
目を反らした。
ふーーん・・・・。
口が堅いって感じ???
でも大体見当はつく・・・。
俺は立ち上がり、
「女どもの更衣室漁れ・・・そこに井ノ川杏って名前が無いか探せ・・・絶対ある筈・・・。」
俺のその言葉に一瞬反応したボーイ・・・。
(笑)(笑)
反応してんじゃん~・・・・ねぇ~・・・・。
大人しく名前を言っておきゃ・・・・別に痛い思いをしないで良いのに。
若い奴等が調理場を出て行き奥の更衣室に走った。
俺は座り込んだボーイの前に立ち・・・・。
上からその・・・少し怯えたボーイを見下ろした。
「更衣室からー・・・・、杏の名前が見つかる前に・・・・」
・・・・・・・。
「お前がー・・・健二と共に逃げたのは・・・杏だと言ったら許してやろうか?」
そう言うと・・・ボーイは手を震えさせて・・・。
体育座りをした。
おいおい・・・チャンスを与えてやってるっていうのにさぁ~・・・・。
分かってないねぇ~・・・このガキは・・・・。