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Love to regain~心から笑う日
第27章 マスクの男
湊side
社長を一回銀座本社迄送り・・・。
祐司さんは社長室までお供。
俺と龍と臨也は車に乗ったまま2人の後姿を眺めた。
「堂本の叔父さん~・・・大分年取ったな~・・・。」
龍はアイコスを吸いながら助手席から顔を出して言った。
そっか・・・。
コイツからしたら親戚の叔父さんか。
「もう65.6だろ???元気な方だよ・・・・」
俺には・・・親父が居ないから・・・。
もし親父が居たらこんな感じなのかなって・・・ちょっと思ったりする。
龍は煙を吐き・・・。
「来週親父とお袋に会いに~・・・美晴とみーちゃんと石垣行くんだー・・・」
みーちゃんっ?!(笑)
コイツ・・・。
美波ちゃんの事・・・。
み~ちゃんって呼んでんのッ???
・・・・・・。
気色悪い(笑)
俺等がそんな会話をしてると、後部席に居た臨也が・・・・。
「横浜って何人居るんっすかね~・・・・」
・・・・・・・。
達也さんより少々荒っぽい感じの・・・臨也。
俺が振り返って臨也を見ると・・・・。
臨也はギラギラした目で持っていたバットを拭きながら・・・・。
「和也さんと拓海さんの仇取りますよ・・・・」
・・・・・・・。
「お前は~・・・殺しだけはしないよう気を付けろ・・・殺しは流石にヤバい・・・」
俺がそう言うと・・・。
龍は少し座席を倒し・・・。
「俺は殺しちゃうかも~・・・・・」
・・・・・・・。