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Love to regain~心から笑う日
第34章 心から笑う事
自分が言った事がもしかして事故の引き金になったのではと思ったら怖くて・・・・。
悲しくて・・・。
謝りたくても謝れない・・・。
その相手はもういない。
辛くて・・・辛くて・・・・。
いつも問題を起こしヤンチャだった俺に・・・・。
酷いことを言ったと・・・・。
自分のせいなのに息子のせいにし、・・・でも本当のことが言えなくて・・・・。
親父が亡くなった後あの家に居るのは辛くて、男の所に逃げた・・・・と・・・・。
でも心の何処かでいつもその罪悪感は消えなくて、俺にいつかちゃんと言わないと・・・。
そう・・・。
って・・・・。
それ・・・今言う????
俺は下を向き・・・。
・・・・・・・。
「もういい・・・・・」
もう・・・。
昔の事・・・。
何年も・・・何年も・・・・。
お袋だってその罪悪感に縛られて生きてきた・・・・。
俺だってあの事があったから・・・今がある。
「お袋は~・・・・この先・・・・・」
・・・・・・・。
「違う事を考えて生きて・・・・(笑)」
俺は・・・。
親父が亡くなったのは誰のせいでもない・・・。
それはきっと・・・。
親父の・・・。
運命だったのかもしれない。
そう思うのは簡単だけど、・・・・親父はきっとその事をいつまでも考え、俺ら家族がぎくしゃくする事を望んではいない筈・・・・。
「お袋はこの先~・・・・」
・・・・・・。
「自分と・・・俺等の・・・・。」
・・・・・・・。
「幸せを願って生きて・・・・(笑)」