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第5章 友達の彼女

麗華と別れて私は体育科の教室が並ぶ廊下の前を歩いた・・・。


1学年のクラスは普通科と体育科で階が異なる・・・為・・・。


普段そんなに体育科の人と会う事もない・・・。


なんか・・・。


すっごい視線を感じるッ！！！


バックを脇に抱えて廊下の隅を歩く私。




すると・・・少し先に見える豊君のクラス。


・・・・・・。


ゆっくり近づいて・・・中を覗くと・・・。


「あっ！！！」


中から出てきたのは・・・。


岸本君と中島君。


岸本君は私を見下ろすようにして見て・・・・。


「来たのか～？？？」


・・・・・・。


そう言った・・・・。


隣にいた中島君は私の顔を覗き込んで・・・。


「豊中に居るよ？？？呼ぼうか？？？(笑)」


中を覗くと・・・もう・・・豊君しかいない教室・・・・。


「あ、大丈夫です(笑)」


私がそう言うと・・・・。


私の背後から・・・。


「あ、健二と大輝いたぁ～(笑)ねぇ、今日カラオケ来れる？？？」


・・・・・・。


私の後ろからそう言ってきたのは・・・体育科の子ではない・・・普通科のギャル。


岸本君はニコニコ笑って・・・。


「あ～・・今日パス～(笑)俺等部活遅いからさ～・・・」


女の子は・・・。


「ぇええ～ッ？？？そうなのぉ～？？？？」


・・・・・・。


チャラ男って～・・・。


本当なのかなッ？？？