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君に熱視線゚
第7章 スポーツ大会
…は──ッ……
ムカつくっ!!!
なんだ、苗の奴っ!
俺はノートだけか!?
応援のひとつもしなかったくせに!
──くそっ!
「晴樹サン、午後の試合はサッカーの方に先に出て欲しいってっ‥」
「あっ!?俺が出ても勝てるとは限らねぇぞ?!」
晴樹の険しい表情に後を追って話掛けた直哉は驚いている。
…えらい、ご機嫌ナナメだな‥バスケで負けたのが悔しいのかな?
「‥今日は調子悪いんですか?」
表情のこわばる晴樹を気にかけ直哉は尋ねた
「あぁ、吐きそうなくらい気分悪い!」
イライラするっ! マジで吐きそうだ…
なんなんだよ、一体!?
「直哉‥マジでやばい…
ちょっと保健室で横になる
‥‥他の奴らにも言ってくれ‥俺に頼るなって。
この分じゃ復活できないかも…」
晴樹はホントに青ざめた顔色をしていた‥
「大丈夫ですか?本気でヤバそうですよ!?」
晴樹は心配する直哉に気にするな‥と手を振り保健室に向かう
血の気が引いて行くような感覚に襲われる‥
‥なんだ?マジで調子悪いのか、俺!?
晴樹は昼時で誰も居ない保健室のベッドに横になった‥‥