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君に熱視線゚
第7章 スポーツ大会
「‥ちょ、これじゃ全然観れないじゃん」
苗はジャンプを繰り返す。プールサイドは晴樹ファンで埋めつくされていた‥
その中にはもちろん、お嬢軍団に中島達も入り交じっている‥
「すごい人だかりだね‥ほとんど結城先輩のファンじゃない?コレッて‥」
「‥‥‥そうかもね」
苗達はしきりに背伸びしながら人の合間からプールを覗いている
「苗っ!…こっちこいよ」
呼ばれた方を見ると夏目が手招きをしている、苗達は夏目の方に走り寄った。
「見に来たんだろ?先輩の試合‥‥」
「うん、調子悪いって言ってたのにまさか、と思って‥‥やっぱり兄さん、出てるんだ?」
苗は夏目に聞き返した
「調子悪い!??
‥‥‥すこぶる快調だぜ!?あれで調子悪いなんて言われたら水泳部の俺は立場ねぇって!」
「えっ!じゃぁ結城先輩‥」
「あぁ‥さっきから全部の競技1位取り巻くってる‥次の自由型リレーで最後だぜ‥ここから見えるから。」
夏目はそう言って確保していた場所に苗達を座らせた
「あどうしよう苗っ
あたし何だかドキドキしてきた‥‥」
由美は体育座りして膝小僧をギュッと抱きしめる‥