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君に熱視線゚
第10章 無敵伝説

「──たぶん、30人くらいだと…」
「“たぶん”?
30人“くらい”?だと!?
──!!ッ」
ガツッ!
「――グハッッ」
突然、キレた貴志の裏拳が良二の顎を捉えた!!
貴志のいきなりの行動に集められたメンバーはビビりまくり、晴樹は黙って静観している‥
倒れ込み呆気に取られながら顔を押さえる良二の胸ぐらを掴むと再び往復ビンタを喰らわし貴志は吠えた。
「テメェ耳かっぽじってよく聞けよ!!
100人のウチの30人しか面通ししてねぇってことは、残りの70はどこの馬の骨かも解んねぇってことだろうがっ!!えぇ!?
しかも、“たぶん”“くらい”!??──…テメェ俺らの引き継ぎで頭、張ってんだろうが!?何ひとつ把握してねぇってどーゆぅこった!?
あぁ!?こんなこと極道の世界であったら命取りだぞ!?テメェが一番フヌケじゃねぇか!!?‥はぁっ──‥」
一気にまくし立てた貴志は興奮も手伝ってか、少し息が上がっていた。

