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君に熱視線゚
第10章 無敵伝説




「ばか!
何、言ってんだよ///」


「そぉ?じゃあ今、運転してるから後でね!
いやぁ〜でも、何だか兄さんには何から何までお世話になっちゃってぇ‥
何をお返ししてよいのやら」





‥後でって‥‥
もしかして、コイツは何かある度にハグしてんのかょ‥




そぅ、苗は小さな頃から近所の教会の子供会で外人サンの子供達と遊んでいたため何かある度に常にハグをしていた…



由美も小学校で苗と知り合いハグ責めに合っている。

「兄さんとこはお中元いらないの?」


「あぁ、家に送って来ても数が多すぎて結局、無駄にするからさ‥‥
送り主だけ確認出来ればお礼はできるからこれからは中身はお前にやるよ」


「ホントに!?‥‥‥


ありがとう!!」




苗は嬉しそうに礼を言いながらパンフを見ている‥‥

俺は苗のこの笑顔が見たかった‥‥



――ポツッ

「ぁ‥‥雨。」


苗の呟きと同士にフロントガラスに雨の雫が徐々に叩きつけ始める‥‥‥



――ピカッゴロゴロ!





遠くで稲光が走った瞬間、雷鳴と共に雨が激しく降り始めた。


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