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君に熱視線゚
第1章 きっかけ

目の前にある自分の飲み物の入ったグラスに手をかけると、回りについた水滴で額を濡らしサイドの髪を横になびかせ張り付けた!



― カタン!

「はっ──!!?
どうしたの中ちゃん!?」


席に戻ってきた苗が驚き言った!


「貞子みたいだよ!?

恐いょっ!!」



苗に指摘され中島は静かに髪をとかした‥


そして、隣の友達は肘で小突く…


「苗はあのキャラだから
なり振りおかしくても馴染んじゃうけど、あんたは綺麗系なんだから馬鹿なことはやめてよ──///」



そう、中島はとりあえずクール・ビューティ−系の部類にはいる顔立ちだった…


目の前では晴樹がビビリながらこちらを見ている


「だって‥あたしも晴樹サンに髪を……」


ボソッと呟く中島に苗はお構いなしに語りかける


「ねぇ、中ちゃん!
もぅ、自己紹介した?
あたし由美に頼まれてんだよね〜
いい男いたら紹介してってさ…
…な〜んかこう‥見てもみんな似たり寄ったりだね〜」

苗はキョロキョロと周りを物色してからパスタを一口食べて騒いだ


「ぬぉ!??
なにコレっ!?マジ旨っヒットだょ!

兄さん、最高っす!」

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