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君に熱視線゚
第11章 復活際

今夜の加藤は久しぶりに血がたぎっていた──


だが、当の本人達が見当たらない‥



「頭!‥奴らいました!!」

一人のメンバーが加藤に声をかけコソコソと耳打ちする


「‥なに!?‥‥‥


よしわかった‥‥‥ニヤ‥」


仲間からの伝言を聞き加藤はニヤつく‥‥心なしか多少興奮しているようだった。
そして周りの仲間に叫ぶ!


「お前らにカスはくれてやる!!
俺は探してたデカイ獲物が見つかったからそいつら狩りに行くぜ!!
ついて来てもいいが手は出すなよ!!!」


そう言い放つとバイクを唸らせ【月華乱舞】総長、加藤の“かかれ!!”の合図に手を振り下ろした瞬間、互いのチーム同士が入り乱れた!!!


そして、標的を見つけた加藤の後に10台ほどのバイクが蛇行しながら海岸線に向かい走って行く──


最強の喧嘩チームの奇襲に脅えたデスナイツのカス共はどんどん散らばり逃げて行く‥


そしてまともにヤリあっているのはやっぱりデスナイツの本メンバーと残り十数名だった‥‥‥

総長と他、数名が立ち去った今、この場に残るは30名前後。
数的にはデスナイツが勝ってはいるが敵はやっぱり最強を誇るだけあって喧嘩慣れしている奴らばっかりだった――

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