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君に熱視線゚
第11章 復活際
頭数では今やデスナイツの右に出るものはいないが…
喧嘩の腕では【月華乱舞】が再び族のトップに君臨している…
だが、彼らはそれで満足はしていなかった。
【強者はより強い者を求める‥】
今まさに、彼らが求めて要るのは天下無双・無敵伝説を轟かせた晴樹&貴志の率いるデスナイツだったのだ
チーム現役時代の晴樹達に憧れるガキ共には二通りあった‥
晴樹達に憧れ真似てみたくてデスナイツに入る者と、自分の強さを確かめたくて晴樹達と相対する別のチームに入る者…
そして、今まさにデスナイツの前に立ちはだかる族‥
【月華乱舞】…四代目総長
加藤 慎司 (かとうしんじ)
腕っ節に自身のあった彼は最強を誇る【月華乱舞】を負かした晴樹達と一度でいいから張り合いたかったのだ‥‥‥
だが、晴樹達がいた頃の彼はまだ、当時中学1年‥
統率のとれた【月華乱舞】はけっこう厳しく、加藤は中々チームに入れてもらえなかった。
16でやっとメンバーに入れた頃には入れ違いで晴樹達はチームを抜けており、結局目的を果たせなかったのだ…ただ、その後も喧嘩の強い加藤は頭角を現しチームの総長にもなった‥‥
思い残すはただひとつ──
伝説の二人との腕比べ‥‥