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君に熱視線゚
第11章 復活際


原島の言葉に良二は余裕の笑みで答える。


「そりゃあ、有難いね‥

俺らも、元々‥喧嘩で名が売れたチームだからな‥‥

さっそく今夜からリストUPしてくれよっ!!!──」


ドカッ!!──


「グアッ…!」

良二は台詞と同時に原島の腹部に拳を叩き込み、それをまともに受けた勢いで屈折した原島の背中に続けて肘鉄を打ち込む──!

素早い動きと案外馬力のある拳の威力に原島はその場で膝を落とした──

ガツッ!!

その瞬間、今度は顔面に膝蹴りが入っていた。


「──ぐあッッ!!」


‥な、んだ‥‥


強ェじゃん‥‥‥コイツ‥ら


スローモーションの様に倒れる体と殴られた恍惚感に蝕まれ、原島はボンヤリとしながら良二の言葉を耳にする‥‥


「悪ィな‥‥

俺も晴樹サン達からチーム引き継いで頭張ってるからよ…

半端やるとシバかれちまうんだ‥‥
まぁ、これからは幾らでも受けてたつぜ」


そして、横たわりボンヤリと薄目を開けてこちらを見る原島の側にしゃがみ込むと良二は続けた──


「デスナイツ 二代目トップの古賀 良二 (こがりょうじ)‥‥

しっかり、憶えといてくれよ‥」



原島は、返事の合図に手をあげる。そして意識を失った‥‥

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