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君に熱視線゚
第11章 復活際
「おーおー、逃げてる逃げてる‥‥ケケッ!
しかし、まぁ…
ほとんどカスばっかりだったってこったな‥‥
残ってんのは本メンバーってことか?」
車の中で貴志が集会場所から散らばっていくデスナイツのカスメンバーをあざ笑っていると、車外から喧嘩の様子を眺めていたメンバーが血相変えて車に戻って来た!!
「ちょっ…と、貴志サンっ
ヤバいッス!何台かこっちに向かってきてるッス!!」
「なに!?」
戻って来たメンバーが車に乗り込むと同時にハンドルを必死で切り返す!!
だが、小回りのきくバイクには敵わず車はあっさりと月華乱舞の奴らに囲まれてしまっていた‥‥
10台の単車に2ケツで乗り車の周りを包囲すると、その中の一人が幅寄せしながら運転席のドアに蹴りを入れわめき散らした!
「おぃ、ごルらぁ!
てぇめら逃げんじゃねぇぞ!?
向こうの脇にハコ(車)止めろやぁ」
ぴったり貼り付く靴の跡
運転席のフロントガラスに連打で足蹴りが入る。
「・・・・どうします?
貴志サン?‥」
「‥
しゃーねぇなっ‥
とりあえずゆーとうりにしとけ」
諦めて溜め息をつく貴志の指示に従い、車を月華の奴らに誘導されながら近くの空き地に停車すると貴志達は車を降りた‥‥‥