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君に熱視線゚
第12章 死神降臨


「エアコン、寒くないか?」


掴んだ苗の二の腕が冷たいことに気づき晴樹は聞いた


「太ってるからちょーどいい!!!」


「……‥」


苗は完全にムクれている‥











「ところでどこ行くの?」


苗の質問に晴樹は少し考える‥

二人っきりでゆっくりしたい‥

でも、その前に聞きたいこともある‥‥









「カラオケでも行くか?」


「カラオケ?イイね
行きたい!!」


苗の機嫌もあっさり直り晴樹は目的地目指してハンドルを操作した‥









「土曜だからどこも混んでるな‥‥」


そうボヤく晴樹の車は少し怪しげな路地へと入って行く‥


アーチ型の門をくぐり車を駐車すると晴樹は車から降り苗を手招きした。


「‥?」


なんだろ‥カラオケ行く前にどっか用でもあるのかな‥‥


苗はそう思いながら晴樹の後について行った‥



エレベーターに乗り、ある部屋の前までくると扉を開け苗を促す‥‥‥




「──!‥」



部屋に入って絶句する苗の目の前には大きなダブルベッドがでーん!と我が者顔でノサバっていた‥‥‥



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