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君に熱視線゚
第13章 キスマニア


「どうした、苗?‥」



「ぅぅ‥だって、
兄さんが苗を捨てるって言うだもぉ‥‥ぅぇっく‥」


「‥‥っ‥人聞き悪いことゆーなょ‥誰も捨てるなんて言ってねぇだろ!?」



「だって、最後の晩餐だからこんなに豪華なんでしょっ‥‥‥ぅぅ‥」


鼻をズビズビすすりながら泣く苗に、晴樹は頭を掻きながら困り果てていた‥


ただ‥ほんのちょっと嬉しい気もする‥‥‥



「なんで、最後なんだよ」


「ぅぅ‥‥だって、アメ捕られたもっ!ワンモアチャンスだったのにぃ‥‥グエッ‥ぅう‥


捨てないでぇ‥‥ぅぇ‥」


「‥‥‥っ!?‥//」


‥さっきの、本気にしてたのか?
それで、大人しかったのかよ?



「兄さん居なかったら苗は生きてけないょぅ‥ぅぅ‥‥」



「別に俺が居なくても生きて行けるだろ?」


少し意地悪を言う晴樹に苗はぐぇぐぇ泣きながら首を振って訴える




「ムリだょぉ‥‥ぅぅ‥


兄さん側にいてょぉ‥ぐぇ‥ぅぅ‥」



「///‥俺が居なくたって夏目がいるだろ‥‥」



料理をつつきながら晴樹は夏目の名前を出してちらっと苗を見た


「ぅぅ‥大ちゃんは違うもん‥‥」


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