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君に熱視線゚
第14章 つながり
―ガチャ!
「んじゃ、兄さんっお持ち帰りまでくれてありがと!!もぅ、遅いからゆっくり休んでね!たら、おやすみぃ♪」
「あぁ//‥」
‥はぁ‥‥//‥
苗は体中の動悸が収まらないままの晴樹を見捨て、あっさりと別れを告げて家に入って行く‥
晴樹は苗の後ろ姿を見送りながら、大きな溜め息をつくとハンドルを抱え込むように顔を伏せた‥‥
晴樹の苦し気な表情が物語る‥
‥このまんまじゃ寝れない
ゆっくり休める訳ねぇだろ!?…//
運転も手につかず晴樹はその場で目を閉じた‥
‥夏目もそこまでバカじゃない‥‥
もしかしたら明日にでも苗にはっきり付き合って。そう言ってくるかもしれない‥‥ッ
アイツは度胸だけはある‥
晴樹が不安にさいなまれていると携帯の着信音がなった‥
「はい…」
『こらっ!テメェいったいどこほっつき歩いてやがる!?』
貴志だった。
『店の勘定はどうしてくれんだ!??あぁ?』
「………」
勝手な言い分の内容だった‥
「今から戻る‥‥」
‥どうせこのままじゃ家戻っても寝れねぇしな…