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君に熱視線゚
第14章 つながり
二人に呆れられながら苗は屁理屈を返す
「解んねぇんだったら、すぐ聞きゃいいだろ?
そのままにするから全部解らなくなるんだよ!」
晴樹がそう言う側から陸達が三人揃って手を上げる‥
「頼むから一人ずつにしてくれ」
ただ、さすが三つ子‥‥質問の内容が同じだったらしく一度の説明で済んでしまった。
苗の隣に座り晴樹は数学を徹底指導しはじめた‥
そして、苗は壊れる‥‥
「ムキィ!
もぅ、勉強はしなぃ!!!」
苗はどうやら数字に対して拒否反応が出てしまったようだ。
「ダメだっ!
ちゃんと基礎ぐらいは理解しろよ!!」
「いいもん!勉強できなくっても苗は嫁さんになるから!!」
「あんまりバカだと貰う奴居ねぇぞ!?」
苗の投げやりな態度に晴樹は怒る!
そして次の苗の発言に晴樹と夏目は一瞬硬直してしまった‥‥‥
「バカでしょうがないから貰うって言ってたもん!!!‥」
「‥‥‥
誰‥‥が?‥」
夏目のその質問の後に晴樹がすぐ口を開いた──