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君に熱視線゚
第14章 つながり


オカンはお腹をポンポンさすりながら晴樹に言った‥


「今もたまに疲れやすい時があるから、晴樹クンや夏目クンみたいに頼りになる友達がいて、あたし達もあんしんだわ‥‥
変わった娘(ムスメ)だけど、よろしくね‥」


オカンの苗メモリーズを聞き終えると、タイミングよく苗が大きなガラスの器に入った素麺を持ってきた

薬味も色んな種類が揃っている‥‥‥

そして、晴樹はこの日、初めて素麺を目にするのだった‥‥


「これ‥どうやって食べるんだ?」


「なに‥兄さん、素麺初めて食べるの!?」


田中家一同が驚いていた。

「食べ方はお蕎麦と同じだょ‥」


苗はそう言って食べ方の見本を見せた‥


水の中を泳ぎ回る素麺を晴樹は箸で追い回す‥だが、捕まえることが出来なかった。


「むっ…」

「兄さん、箸の握り方ヘタだね?」


苗の言葉に晴樹はムキになり始める‥ただ、田中家の箸はツルツル滑る竹の箸‥‥‥
晴樹にはとても使いこなせる物のではなかった‥


晴樹はこっそり、陸達の手元を見る‥‥‥

‥‥クソっ…///‥


晴樹はこの時初めて箸が使えない事に恥ずかしさを覚え、苗は見かねてそんな晴樹のつゆ皿に素麺をとってあげた‥
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